「嵐」 魚谷輝明 BLコミック
急いで逃げようとした桜太の顎を掴んで固定し、アシュリーは半ば強引に目的を果たす。
軽い口づけの合間に呟くと、明良の手が聖の腰と背に回る。おそるおそる、サーランはベッドに近づいた。四年間学んだ後に大学院へ進み、それからシリコンヴァレーの研究所へと場所を変え、数年前まで人工頭脳の開発に携(たずさ)わっていた飯島は、いわゆるコンピュータのスペシャリストだった。最後まで言い終わらないうちに、綾也は息を飲んだ。とくとくとく……と心臓が駆け足になる。潤(うる)んだ瞳で瞳也は啓司を見上げる。
水穂が平気な庶民向けでは、あの場で怒っていたのかもしれない。だけど俺は邪魔されたくなかった。結局は学業中心の生活に戻ったから、それで芸能界への興味は失せたと思っていた。とんでもないことしちまったと、早くも後悔と懺悔の嵐だ。「アリ…!」。「悠仁さん、本当に覚えていないんですか?昨夜の悠仁さんはいきなり僕を更衣室に連れ込んで、それでキスしてきて……」。昨日より今日、さっきよりも今、三枝は王のことを好きだと感じた。
硬く冷たい明良の声に、はっとして目を上げる。体よりも、胸が痛かった。
冗談ではなく、モトキの強さは本物だった。
屈み込むようにして、リールのくちびるにキスをした。とだけ言って部屋を出ていく。「勇作…落ち着けよ」。杞憂など捨て去ってしまえ。
ボーイズラブ小説作品紹介
大学を卒業し大手企業への就職を控え、希望に燃える友章は、ある日突然、両親を火事で失ってしまう。ふたりの死には事件の影が……。まるで容疑者のように警察に取り調べられ、マスコミに追われる友章。真犯人を求め、ひそかに孤独な戦いを決意する彼の前に、ジャーナリストを名乗る片岡が現れる。さらに片岡の情報屋、悠人は、友章に異常ともいえる執着をみせ――。愛憎が交錯するクライム・サスペンス!!
タイトル:凍てつく焔
著 者 名:鹿能リコ
レーベル:フィリア文庫
発 行 元:学習研究社
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魚谷輝明の新関連情報
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